腰部に痛みを起こす疾患は多く、その原因によって
激痛か鈍痛か、自発痛か運動痛か、持続性か間欠性か、
痛む部位、症状、性質に差が出てきます。
一般的に腰痛と言う言葉は聞きなれている為に症状が軽かったり、
慢性的な場合には軽視して我慢している方が多いようです。
そうした腰痛で特に注意したいのは急性、慢性どちらの場合でも
自発痛があるか、ないかです。
その痛みが体の動きによって増強するのは動作時痛です。
安静時、動作時に係わらず常に痛を感じるのが自発痛です。
自発痛の場合、時として内臓疾患からくる痛みの可能性がありますので
病院での検査を受けてみて下さい。
腰痛に対する鍼や指圧による治療ですが内科疾患による腰痛や症状の重い
ヘルニアなどを除けば、大体のものは治療対象となります。
体に感じる痛みの殆どは頸、肩、背中、腰、手足いずれの場合でも
軟部組織(筋肉、腱、靭帯など)から発せられている事が多いと私は考えています。
腰の筋肉は長いものでは仙骨(臀部)から始まり、頭部まで続いていて、
休むことなく日常の生活動作を支えています。
この筋肉が凝り、血流が悪くなると人は痛みを感じるのです。
これを何時もの腰痛と安易に考え、放置していると気づいた時には
背面の筋肉全体が凝って硬くなり、骨盤の前傾、腰椎の前彎、側彎、
胸椎の後彎などの骨格の変移を引き起こします。
骨格の変移は内臓を圧迫し、神経や血管を刺激して痛み、痺れ、
胃腸障害、冷え性、不妊、便秘症など健康に深く関わってきます。
というわけで、健康でいるために治療で筋肉を良い状態にしましょう。
お問い合わせはこちら